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かたかごだよりNo5見開き:最終処分場評価検討委員会報告書での指摘内容

かたかごだよりNo5見開き縮小版       かたかごだよりNo5見開き:最終処分場評価検討委員会報告書での指摘内容

報告書の内容は下記に記述いたしますが、大きな問題点としては、以下の通りになります。
・地滑り土塊が周囲に発見されていることから、その土塊を避けるべく建設場所を少し移動しなくてはならず、
 それに伴い山を切削する等の整地範囲が、拡大されることが見込まれる。
・今回行った調査だけでは、十分に安全性が立証されていないことから、
 事業の推進のためには更なる調査が必要である。
・地滑り対策等かなり厳重な工事が必要と指摘。つまり予算的な心配も読み取れる。

以上を取り上げて、「候補地変更の選択肢もある」というふうに、
「かたかごだより」では書かせて頂きました。
なお、この報告書は富山地区広域圏事務組合で受け取ることができます。
そこで丁寧に内容について説明してくれますので、
詳細は事務組合の職員から直接お聞き頂ければ幸いです。
問い合わせ等は富山地区広域圏のホーム・ページ(http://www.toyama-kouiki.jp/)でご覧下さい。

それでは以下に、評価検討委員会報告書の内容を記述いたします。

はじめに

最終処分場評価検討委員会は、富山地区広域圏事務組合が実施した一般廃棄物最終処分場の候補地(富山市八尾町東坂下地内)における地質・地下水や動植物等の現地調査報告書等を専門的観点から検討することを目的として、平成20年7月に設置された。

本委員会は、環境、廃棄物、土木、地質、動植物等のそれぞれの分野の学識経験者や地域代表者等の10人で構成され、一般廃棄物処理量の将来予測や近年建設された最終処分場の事例などの調査、候補地の現地視察なども実施し、各委員の専門分野はもとより、経済面など幅広い観点から評価検討を行い、ここに報告書としてまとめた。

この報告書に指摘された諸課題について十分検討され、富山地区広域圏事務組合としての今後の方向性を判断されることを期待する。

平成21年1月
                                           富山地区広域圏事務組合
                                           最終処分場評価検討委員会
                                           委員長  ○○○○

最終処分場候補地の評価検討について

1.地質・地下水に関して

(1) 候補地の地盤については、堅固な城山泥岩であり、支持基盤としては問題ないと評価できるが、
   亀裂帯~破砕帯様の存在が推定れれるので事業実施の場合は精査が必要であり、さらに地盤
   反力度の現地調査を行い安全性を確認することが求められている。

(2) 候補地の地層構造については、候補地右岸に地滑り土塊が確認されており、この土塊部分を避けて
   計画することと、地滑り対策工事が必要である。
    また、候補地には、局所的な断層もしくは撓曲構造の存在が予想され、さらに地質図から、初生
   地滑りの素因となる凝灰岩層の分布が予想されていることから、事業実施に際しては地層構造の
   調査が必要である。

(3) 候補地の地下水の影響については、地下水位の観測をさらに進めるとともに、降雨期、融雪期の
   地下水対策や、候補地での盛土部分の地下水の安全対策を十分に行う必要がある。
    また、局所的豪雨が発生した場合の防災対策が必要である。

(4) 活断層の影響については、候補地及び周辺に断層線の存在や伏在が認められないので、内地
   直下型地震の震源地となる可能性は高くない。

2.地形測量に関して

(1) 候補地近隣を流れる宮腰用水からの溢水に対する対策として、用水路の移設等も有効である。

(2) 候補地の面積については、地滑り土塊を避けて建設する場合、円形ドーム型処分場では特に
   問題がないが、矩形型処分場の場合、計画面積を拡大する必要がある。

3.動植物に関して

(1) レッドデータリストにあげられている猛禽類については、事業実施に伴う影響が少ないと判断される。

(2) 事業の範囲がかなり狭いので、動植物に与える影響は限定的であると判断される。事業推進の
   場合は、広範囲な植生図を元に、動植物に与える影響に関して判断する必要がある。

4.環境・経済面からの適正な廃棄物処分場に関して

(1) 最終処分量の予測については、国の第2次循環型推進基本計画や構成市町村の一般廃棄物
   処理計画と整合の取れたものとする必要がある。
    最終処分量を減らすには、廃棄物の排出量の削減が最も効果的であるが、焼却灰等の再利用
   を一層促進するために、これらの再利用の方法について検討する必要がある。

(2) 最終処分場に搬入される焼却灰等の廃棄物については、国の埋立処分に係る基準等に適合した
   ものとし、地元住民に安心してもらえる施設とする必要がある。

(3) 候補地の選定に関しては、当該候補地の検討に11年を経過していること、また、既存の処分場
   への搬入が平成28年3月迄であり、時間的余裕がないことから当該候補地での事業推進はやむを
   得ないと考えられる。

(4) 処理をクローズド方式、無放流で建設する場合は、現候補地よりも中間処理施設に近い場所に
   適地がないかを再検討することが望ましい。

(5) 施設計画と処分場の形式については、構造面、環境安全性、住民への理解が得やすい等の理由
   により円形クローズド型処分場が適当と判断する。
    なお、クローズド型・無放流式処分場の経済性については、円形・矩形とも同等と考えられるが、
   オープン型より建設費・維持管理費とも高くなると考えられる。

(6) クローズド型・無放流式処分場の維持管理については、水処理における塩の処理及び高濃度の
   処理水の処分について方策を検討する必要がある。
    また、浸出水の循環使用による高濃度の処理水の処分にかかる費用が懸念される。

(7) 周辺環境の保全と作業員の安全性確保については、最終処分量が大きな建造物となること
    から、景観への配慮や、周辺環境への影響を最小限とすること、及び作業員の労働安全対策を
   十分配慮した計画とすることが望ましい。

(8) 今後の事業の推進に際しては、地元住民の了解が大前提であること、廃棄物を取り巻く環境が
   変化していることから、最新の処理技術、再資源化技術を取り入れた内容で事業計画を策定する
   ことが必要である。

5.まとめ

循環型社会を構築するため、今後も廃棄物の処理・リサイクル技術が高度に進歩することが予想される。

しかしながら、廃棄物を100%資源化することは不可能であると考えられるので、最終処分場は、市民の生活のためには必要不可欠である。

一方で、地域住民の最終処分場による環境汚染に対する懸念は、簡単には拭い去ることはできないことから、地域に受け入れられる、安全・安心な最終処分場が求められている。

委員会での評価検討の結果、候補地における事業の推進については、なお多くの課題があり、これらの対策については引き続き十分検討する必要がある。

すなわち、候補地の地形・地質から、地滑りの対策が必要なことや、また候補地の地質・地層について計画段階前での十分な調査が必要であることが考えられる。

なお、既存の最終処分場の搬入期限まで、あまり時間的に余裕がないが、候補地を選定した当時と施設形態の状況が変化しており、可能であれば他の場所について検討することも選択肢の一つである。

「かたかごだより」目次はこちら


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ジャンル : 地域情報

tag : 富山市 富山地区広域圏 最終処分場

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富山地区広域圏最終処分場に関する情報誌「かたかごだよりNo5」を発刊いたしましたが、紙面だけでは不十分な情報をカヴァーするために立ち上げたブログです。しばらくは情報が追加されると思いますので、是非ご覧くださいませ。

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